しゅんのセラピー

女風初めてすぐの時の話やけど

アヤカさんっていう、30歳くらいやったかな。清潔感があって、可愛らしい雰囲気の人やったけど、目がなんとも言えん寂しさを抱えてる感じやったの人やったなあ。連絡くれる人の大半は、彼女みたいにセックスレスに悩む人妻や。最初はみんな、罪悪感とか緊張でガチガチやけど、アヤカさんは特に硬かったなぁ。

​「結婚して8年、もう3年くらい全然なくて…」

​最初、そうぽつりと言われた時は、こっちまで悲しくなったわ。旦那さんのことは好き。でも、女として求められないことに傷ついて、自信なくして、八方塞がりになって。話を聞いてるだけで、その孤独が伝わってきたわ。

​セラピストの仕事は、単なる肉体的なサービスやない。傷ついた心と、冷え切った自尊心を温めてあげることが大事なんやと思ってる。

ひとしきり話を聞いてから施術に入る。​​
施術に入ってからは、とにかく優しく触れたり、反応を見ながら「気持ちいいですか?」って確認していく、アヤカさんも徐々に安心して心の準備ができてきたのがわかる。

​旦那さんから拒否され続けたことで、「自分は求められる価値がない」と自己肯定感がダダ下がりやったんやろね。せやから、僕は彼女の体を丁寧に、大事に扱って「あなたは魅力的やで」って伝えていく。

​アヤカさんが全身の力を抜いて、心からリラックスして、深い快感に身を任せてくれたあの瞬間。あれが、僕にとって最高の達成感やな。「ちゃんと癒やしを提供できた」って思えるんよ。

​​帰る時、アヤカさんは来た時とは全然違う、穏やかで明るい笑顔を見せてくれたわ。

​「来てよかったです。心が軽くなりました」って、小さい声で言うてくれた。

​これで夫婦関係が急に良くなるわけやないかもしれへん。でも、彼女が一旦ここでガス抜きして、「女としての自信」を取り戻して、少しでも穏やかな気持ちで日常に戻れたんやったら、僕の仕事にはちゃんと意味があったんやなって思う。

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